エステサロンに向けたサプリメントの卸販売は、1回の納品だけで終わる“単発の取引”ではなく、できれば“継続的なパートナー”として長く信頼関係を築きたいものですよね。
一度導入してもらえたとしても、「思ったほど売れなかった」「在庫になってしまった」といった理由で次の発注につながらない…というケースも少なくありません。だからこそ、“売って終わり”ではなく、“育てていく”意識がとても大切なのです。
今回は、サロンとの長期取引を実現するために必要な考え方と具体的な取り組みをご紹介します。
なぜ「長期取引」が大切なの?
まず、継続的な取引を重視する理由はシンプルです。新規の営業先を常に探すよりも、既存のサロンと信頼を深めながら定期的に卸せる体制を作るほうが、時間的にも経済的にも効率が良く、ビジネスとして安定するからです。
また、エステサロンでは施術メニューとの組み合わせでサプリを提案することが多いため、商品の理解や提案方法が浸透すればするほど、売上にもつながりやすくなります。つまり、長く付き合っていくほど、商品の魅力がサロンの中で“育っていく”のです。
継続的な取引を生む信頼の築き方
1. 最初の導入時こそ丁寧に
取引が始まった最初のタイミングは、今後の関係性を決める大切な時期。納品後のフォローや、スタッフへの商品説明・勉強会などを丁寧に行うことで、サロン側の不安や疑問を解消し、「この人から買ってよかった」という安心感につながります。
2. 提案型のフォローアップを
定期的に「売れ行きはいかがですか?」と連絡するだけでなく、「新しい販促POPをお送りしますね」「こんなキャンペーンに合わせた提案はいかがですか?」といった“提案型フォロー”が効果的です。単なる営業ではなく、“一緒に売上をつくる存在”として見てもらえるよう意識しましょう。
3. サロンの変化に寄り添う
新メニューの追加や、店舗リニューアル、スタッフの入れ替わりなど、サロンの状況は日々変化します。その変化に気づき、柔軟に対応することで、「この人はうちのことをちゃんと見てくれている」と感じてもらえます。
長く続く取引のためにやっておきたい工夫
● 導入ハードルを下げるセット提案
初回は「スターターキット」「お試しセット」などでスタートしやすい仕組みを用意しておくと、サロン側も始めやすく、継続につなげやすくなります。
● スタッフ向けの教育サポート
「成分のことがわからない」「どう勧めたらいいか不安」と感じているスタッフが多いのも事実です。そんな不安を解消するために、販売トーク例や勉強会資料などを提供しておくと、安心感が違います。
● 販促支援で“売りやすさ”を提供
POP、パンフレット、SNS用画像、さらには定期購入の仕組みやキャンペーン企画など、サロンが“売りやすい環境”を整えてあげることで、結果的にリピート率も上がり、継続的な取引へとつながります。
サロンとの“心の距離”を縮めるには?
長期取引を築くためには、ビジネスライクな関係を超えて、“信頼し合えるパートナー”になることがカギです。そのためには、少しずつ“心の距離”を縮めていくことが大切です。
- 「最近、どんなメニューが人気ですか?」といった雑談を交えた会話
- 季節の変わり目に「体調いかがですか?」と気遣いのメッセージ
- 年末年始や周年記念にお礼のカードを送る
こうしたちょっとした心配りが、取引相手ではなく“人として信頼できる存在”としての印象を高めてくれます。
成功事例に学ぶ!長期取引が生まれた理由
ある営業担当者は、地方の小さなサロンに月1回、あえて対面で訪問していました。納品だけでなく、スタッフさんの悩みやお客様の反応なども聞きながら、少しずつ販促ツールを改善。半年後には、そのサロンでの売上が3倍に。
スタッフからは「この人がいなければ、ここまで続けられなかった」と言われ、今では紹介で他の店舗にも広がるほどの信頼関係に。丁寧なコミュニケーションが、長期取引を支える一番の要素だとわかるエピソードです。
まとめ|“売る人”から“頼られる存在”へ
エステサロンとの卸取引を継続的に育てていくためには、「ただ商品を売る人」ではなく、「一緒にサロンの成功を考えるパートナー」になることが求められます。
導入後のフォロー、販促支援、スタッフとの信頼関係づくり…どれも一朝一夕では築けませんが、だからこそ本気で向き合ったサロンとの関係は、長く実りあるものになります。
“この人となら、これからも一緒にやっていきたい”
そう思ってもらえる存在を目指して、一歩ずつ関係を深めていきましょう。